FUSION360でルアーのゆっくりモデリング 第三回(最終回)
3Dプリンターで思い通りにルアーが作れたら楽しいですよね!
ということで今回は「3Dプリンターとかいう箱」の動画第三回目です。
とりあえずざっと形になるまでの説明を駆け足で説明していきます。
まず、正面からの形状確認ですがキャンバスのサイズが合っていなかったので改めて位置合わせで大きさの調整をしました。
ボディを透過させながら編集で位置も合わせていきます。
ボディの横幅が12mmだったので実寸18mmに合わせて調整しました。
サイズ調整による位置ズレを修正。
正面からの形もだいたい合っていたので今回はこのまま進めます。
横から見た状態でリップのスケッチをしておきます。
事前にリップの寸法を測ったおいてください。
リップは1.5ミリのアクリル板を使いますがデータ上の肉厚は2ミリに設定してます。
これは実際に3Dプリントした際このくらいのクリアランス必要になるためです。
(画像の寸法線は1.5ですが実際は2.0にしています)
側面から長方形が描けたらそのまま押し出し(対象)でリップの幅より大きめに押し出します。
出来上がったオブジェクトの表面にリップの形状をスケッチします。
スケッチが出来たらボディを分割で余計なボディを非表示にします。
出来上がったリップの末端部に勘合用の突起をつくるため長方形を描いて5ミリ押し出します。
角は1ミリ面取りしておきます。
ボディの肉厚1.5ミリでシェルしておきます。
(作業的にはこの前でも良いです)
解析で側面から見たところ。
この後はヒートンが入るところに1.6ミリの円柱を配置していきます。
スケッチの書き始めはオフセット平面を使うとわかりやすいでしょう。
三箇所に仮のヒートンを配置。
次にウエイトの仮位置を決めます。
(今回ウエイトのサイズはφ7にしました。)
各部品の位置の微調整をします。
だいたい部品の配置が決まったらそこに合わせた肉厚を盛っていきます。
必要な部分をスケッチして押し出します。
押し出し幅はボディ内面に設定したいのですがうまくいかない場合は外側まで押し出してください。
ボディをコピー貼り付け>>>結合(切り取り・ツールを維持)でターゲットボディをはみ出したオブジェクト、ツールボディをコーピーした本体にして分割します。
いらないオブジェクトは非表示にします。
>>>ここすごく分かりづらいと思いますがチャレンジしてみてください!
ウエイトが入る部分の円柱作ります。(削り取る部分のため)
穴の大きさはウエイトがφ7に対してφ7.5にしました。
スケッチ寸法で7.5と入力。
押し出しで新規ボディにして1ミリ下方向に下げます。
ラトル用の穴のためφ7.5の円柱からφ5ミリの円をスケッチ、押し出します。
出来上がったオブジェクトを本体から切り取ります。
これでウエイト用の穴と内部に入れるラトル(φ4ミリ)の穴が出来上がりました。
組み立てる際はラトルを入れてウエイトで蓋をしてください。
はい!すごぉぉくすっ飛ばしましたがこれでクランクベイトの出来上がりです。
3Dプリントする際はウエイトとリップのデータは非表示にしてください。
リップはSVGで書き出してレーザーで切り出します。
これの方が断然キレイですしリップを差し替えることにより何パターンもテストできるのです!!!
出来上がったデータをコピーで保存しておきフューチャー編集で、ボディ形状、リップの長さ等・・・いろいろ作り直してみてください。
説明しきれないところが多々あり申し訳ありませんが今のところこれが一番簡単な方法だと思います。
内部をソリッドのままであればもっと簡単ですよね。
最初はそれでもいいと思います。
ルアーの形ができたらプリントしてヒートンをさせばちゃんとルアーになります。
内部が空洞でなくても多分浮くと思います。
動画は加工が出来次第アップしますのでしばらくお待ち下さい・・・
ということで今回はこのへんで失礼します。
最後まで読んでいただきありがとうございました!