3Dプリンターでいろいろ失敗しておけ!
こんにちは!
今まで、3Dプリンターでいろいろ作ってきましたがその中にはたくさんの失敗作がありました。
そこで、これから3Dプリントに挑戦する方に少しでもを失敗を減らしていただくために幾つかの失敗例をシェアさせていただきたいと思います。
- 失敗その1
まず最初に失敗したのはプリント方向です。
3Dデータを作ったらドライバーの画面でインフィルやプリント方向などの設定をするのですがその際にどの方向でプリントするかによって仕上がりに差が出ます。
横長のものをそのままプリントすると積層面が目立ってしまい仕上がりが汚くなってしまします。
同じものでも縦方向にプリントすると仕上がりが綺麗になります。
デザインによりますがプリントする前には密度、サポート材の入り方などをよく考えてからプリントしましょう、もっと言えば設計段階から考慮すべきですね。(反省)
- 失敗その2
ルアーの話になって申し訳有りませんが、3Dプリントしたルアーにヒートンなどの部品を付ける際にしっかりと接着剤を入れておきましょう。
そうしないと釣りをしている最中に水が内部に入り込みだんだん浮かなくなってきてしまいます。
当たり前の話ですが内部はハニカム構造になっていているので隙間があります、そこにヒートンを打つと隙間から浸水してシンキングモデルになってしまうのです。
今更ですが外側は積層されても中身は隙間があるよという話です。
釣れたよ!
- 失敗その3
先日、ソープスタンプのデータを作ったので厚み5ミリのアクリルをレーザーカッターで2.5ミリ彫刻してみました。
それがこれ。
写真では分かりにくいのですがレーザーの熱で全体が反ってしまいました。
もっと厚いアクリルで作れば良いのでしょうがコストがかかり過ぎてしまうのでこれはNGにしました。
そこで、今度は3Dプリンターで作ってみることにしました。
MakerBot社:Replicatior
フラメントはPLA
スタンダードモード
まあまあの出来ですがネットで見るものに比べると表面が荒い気がします。
材質とマシンを変えてみました。
スリプリのテルえもんさんが使っている3Dプリンター
フィラメントはABS
文字が出ませーん!
サイズを変えて出力しましたがそれでも出ませんでした。
しかも、凸文字がポキポキと簡単に折れてしまいます。
台座のところはPLAよりABSの方が断然キレイなのですが細い線データはUP!PLUS2では出ませんでした。
ソープスタンプ作るなら文字や線データを太めに作ってPLAで3Dプリントするにがよろしいかと思います。
もしくはコスト度外視で厚めのアクリルにレーザー加工ですね。
ということでマシンやフィラメントによっても出来が違うというお話です。
- ついでにFUSION360の失敗についてシェアさせていただきます。
FUSION360には作業をさかのぼって修正できるというフューチャー機能がありとても便利です。
ところが、でたらめな作業手順でモデリングするとフューチャーを編集した際にエラーが出てしまうことがあります。
ルアーのモデリングでは必ずシェル化するのですが、シェルを忘れたまま作業を進め後からフューチャーを編集すると・・・
使徒襲来されました。
こうならないようにモデリングの際は設計順を考慮して進めていくのが大事なんですね。
また、作業中に作っているものが新規ボディなのか新規コンポーネントなのか、結合するのか削除するのかなども考えることも大切ですね。
後からいらなくなったボディを消す際、別のボディに結合されているといろいろ面倒になります。
一つ一つのコマンドの意味を考えて設計するのが作業の無駄をなくし後で修正しやすいモデリングにつながると思いました。
ということで今回は3Dプリントに関する失敗例を紹介させていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。