3Dプリンターでルアー作ってみろっ!(その23) ロフトしてますか?
「もしもし? クボッチョです」
今日は渋谷のカフェからお送りします。
ところで皆さんはロフトに行きますか?
私は時々行きます。
最新のコスメからバッグ・時計・アートまで・・・色々なものが揃っているロフトは一度脚を踏み入れると時間が経つのを忘れてしまうほどです。
注意:茜さやが書いてると思いながら読み進めてください。
また、渋谷のロフトには『ロフトラボ3Dフィギィアスタジオ』があり、自分の3Dデータをとってフィギィアにしてくれるというとっても楽しいサービスを提供しています。
ロフト たーのしー ♩
注意:茜さやが書いてると思いながら読み進めてください。
私 最近ロフトやってます
ということで皆さん、ロフトしてますか?
FUSION360でルアーをモデリングするときにリップをレーザーカットしたアクリル板やサーキットボードをで設計することがあると思います。
ボディを3Dプリントしリップをレーザーカットパーツで作る方法は私もおすすめ。
見た目もかっこいいですよね!
アクリルで作ったリップをつけたルアー
だけどレーザーカッターがない場合はどうしたらいいでしょう?
リップの無いポッパーやペンシルしか作れ無いの?
そんなとき試してみてもらいたいのが「ロフト」という機能です。
ロフトとは「2つ以上の閉じたスケッチまたは平面フェイスを繋げて、断面の変化する形状を作るコマンド」のこと、簡単に言えば断面と断面をつなげて一つのオブジェクトを作り上げることかな?
注意:茜さやが書いてると思いながら読み進めてください。
詳しくはいそぷろさんのブログを見なさい!
そんなわけで、ルアーのリップ作りにロフトはおすすめです!
ルアーのリップを3Dプリント・・・失敗しないの?
失敗したらどうしよう・・・
3Dモデリングが出来てもその通りにプリントされるとは限りません。
特に先が細くなっている部品などは途中で形状が崩れてしまい悲しい思いをした人も多いのではないでしょうか?
残念な結果に・・・
この現象を回避するにはプリント角度の調整がおすすめ!
3Dプリントするときにプリント設定の角度を45度に設定しておきます。
45度でプリントしたタヌキ
45度でプリントしたエリア用クランク
角度と高さができるためサポート材の量が増えてしまいますが先端部まできれいにプリントすることができます。
だけどロフトって難しくない?
私にもできるかな・・・?
ロフトが便利なのはわかったけどちょっと難しそう・・・
大丈夫。今日は土曜日 時間があるから私が丁寧に説明していきますね!
注意:茜さやが書いてると思いながら読み進めてください。
このボードにスケッチして・・・
こう!
そしてこう!
さらにこう!
もういっちょこう!
出来上がったらリップをボディと結合!
ね!
レールを使ったほうがより複雑なモデリングができますがプリントしてもいいことが無いので使いません。
レーザー調節しろ・・・
ロフトを使ってモデリングしたルアーをプリントします
早速ロフトを使って3種類のクランクベイトのリップをを作ってみました。
伊藤さんっぽいもの。
同じボディでリップの形状違い。
リップの形状違いによるアクションを検証するためのサンプルです。
それでは、サポート材を剥がしてみます。
手がおっさん
やたーリップがきれいにプリントされてます!
また、今回初挑戦の目の造形部分もきれいに出来ていました。
ちなみに上がピッチ0.1mm下が0.15mm、こう見ると0.05mmの差って大きいですね。
早速目玉を貼り付けてみます。
かえるっぽさ やむなし・・・
ベリーにはタングステンシンカーのø6~ø7が入る設計です。
真鍮六角形メッシュって面白い!
最近お気に入りの「六角真鍮メッシュ」でレンダリングしてみました。
本体を六角真鍮メッシュ・目玉はガラスの赤でレンダリングしました。
あーなにかを連想させる・・・
なんだろう・・・
これだ。
ハカイダーだ・・・
次はもっとハカイダーっぽくしてやろう・・・
っていうか適材適所?(byモア)
ロフトのやり方はわかった、ということはレーザー無くってももう大丈夫ってこと?
レーザーがあるにこしたことはありませんがレーザーが無かったり、ルアーが小さすぎる場合などはロフトでリップを作るのをおすすめします。
ただしルアー作りに決まりはありません、適材適所で最適な材料と工具を選びたいですね。
ということで今回はロフトのお話をさせていただきました。
明日は今回作ったサンプルのテスト釣行です!
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
これより後 開封の儀を執り行います・・・