3Dプリンターでワームのモールドって作れんのか?
こんにちは!
思い通りにデザインしたミニ四駆が作れたら楽しいですよね・・・って。
デザインは出来てもプリントで失敗が多い今日この頃。
最近は公私ともに全然思い通りに行かないので気分転換にワーム(モールド)をモデリングしてみた。(実際、意外と気分転換になったのだ)
ところで、ワームのモールド(型)って普通は金属を削り出して作るんですね。
出来上がった金型に樹脂を流し込んでワームをどんどこ作る・・・
でも一般の人はそんなもの作るわけにいかないから粘土や石膏を使って複製するんですね。
ということは、オリジナルデザインのワームを3Dプリントしそれを元に粘土や石膏で型を作って複製すればオリジナルワームが出来るということか。
・・・いや、だったら最初3Dプリンターを使ってモールド(型)作ってしまえいいのではないだろうか?
3Dプリントしたモールドを作ってそこに溶かした樹脂を流し込めばオリジナルのワームがサクサク出来ちゃうはずだ!
小ロットでオリジナルワームを作る・・・メイカーズっぽい発想だ。
もうこの時点でものつくりに詳しい人はいろいろ突っ込むところはあるだろう。
しかし作った事がないから仕方がない、いくらでも突っ込むがいい。
それにしてもABSは樹脂の熱に耐える事ができるのだろうか?
溶かした樹脂を流し込んだらモールドも溶けちゃいましたじゃ、アライグマの綿あめと同じで何をしているのかわからなくなってします。
気の毒なアライグマ・・・
ABSだが耐熱温度(連続)が60℃〜95℃となっていた、しかも一般的なワームの樹脂の適温が130℃くらいという事が分かった。
もう、やるだけ無駄。
調べてよかった。
しかし、モールドは無理でもワームのモデリングはやっておこう。
細かすぎるデザインでなければワーム自体の3Dプリントは可能だし前記した通りこれを複製する方法はいくらでもあるのだ。
という事で、とりあえずワームといったらこれだ。
http://www.gary-yamamoto.com/products/gary/grub4.html
「最初の一匹はこれで釣るべし」で有名なゲリヤマ(ゲーリーヤマモト4インチグラブ)
試しにこれをコピーしてみたいと思う。
何かに書いてあったが音楽でも絵でもコピーって大事だ。
コピーしているうちにいろいろな発見があるしいろんな事を覚えるものなのだ・・・多分。
まずは下絵を挿入してスケッチするというずるいテクニックを使ってボディをスケッチしていく・・・
まずはボディを半分描く。
それをぐるっと回転させせる。
イモグラブ デキタヨ!
テールもスケッチする。
出来上がったスケッチに2ミリの厚みをつけフィレットしておく。
ボディとテールを結合。
グラブになりました。
レンダリングすると・・・
「うあ、売ってるやつみたいっ」てなった。
調子に乗ってもう一個作ってみた。
こういうのみるとリトルイングリーとか思い出す・・・
その昔 グラビングバズで出ないバスがイングリーだと出るという衝撃的な経験をしたのだ・・・
詰めが甘いけどワームのモデリングのコツが解ってきたぞ。
やり方はこうだ。
まずはオフセット平面を使い楕円を配置。
スケッチを選んでロフト。
出来上がったオブジェクトをスケッチで分割。
それぞれフィレットをつけていく。
本体もロフトと回転で作成。
テーツにかけては傾斜平面を利用してスケッチ→ロフト。
3~4インチくらいであれば20分くらいでプリント出来るだろう。
早速ブーリアン演算(引き算して)でモールドをつくってみた。
ここまでやっといてなんですけど個人的に作りたいワームがあるわけでもなく・・・こんな風に3Dプリンターを使って好きなワームが作れたら楽しいだろうなぁというところで思考は停止している。
最近では切削機能を積んだプリンターや金属フィラメントもあるけどまだまだ手が届かないし使いこなすのが難しいだろう。
家庭用プリンターだってアイデア次第でまだまだ出来ることはたくさんあるのだ。
とはいえ、フィギュア作れるくらいのスペックが搭載された安価なプリンターの登場が待ち遠しい・・・
ということで今回はワームのモデリングをしてみました。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
一日中・・・山本正之氏の「アニメがなんだ」がリフレインしている・・・
みんなもリフレインしてくれ!